タロット占いと占星学の原理の違いは「瑛利奈の山手タロット館」"About Tarot"で触れたので、ここでは「タロット占い」と「占星学」の実践での応用方法についてお話しします。
◆タロット的発想法◆
例えば「これから私の恋愛はどうなるでしょうか?」という質問の場合、タロット占いはあなたの内面に光を当てていく作業をします。占っていくうちに分析が内向して、ミクロの視野になっていきます。「集中」→「掘り下げ」=「えぐる作業」です。
この作業はあなたに自我と対峙することを強いるので、あまりに占いが過ぎると精神が消耗してしまいす。(これが何回も同じことを占ってはいけないと言われる理由です)
◆占星学的発想法◆
反対に占星学の占いではタロットのようにあなたの「個」の部分へ入り込んでいくことはしません。何があなたをそうさせているのか?あなたを取り巻く太陽系の環境をまず把握していくのです。占っていくうちに視界がどんどん広がって遠視眼的になっていきます。最後には占者の頭の中は太陽系の外まではみ出して、アンドロメダ星雲まで意識が拡張して行ってしまいます。
このような大規模な心の旅は日常生活の中では滅多に体験する機会がないでしょう。
---★いつもと違う視野に立って、自分を宇宙の摂理の一部として考えてみること★---これが占星学リーディングのエッセンスです。あなたという存在は孤立しているのではなく、地球上の「人類」というマスの一部なのです。
「誰もが宇宙から同じように影響を受けている」---これを知るだけでもあなたの精神は大きく飛躍できるはずです。
瑛利奈 |