ここではホロスコープ(チャート)リーディングの具体的なやり方を解説していきます。
私は「占星術は宇宙語」で「占星術はかけ算である」と言いました。
◆かけ算の実際◆
前にあげた三つの要素のうち、「惑星」と「サイン」の組み合わせをどのように私達の言葉に翻訳していくか?具体的に例をあげてお見せしましょう。
★例えば---牡羊座にある水星の意味は?---こうなります★
◆牡羊座を修飾語にして水星を主語にした場合
牡羊座×水星=このように翻訳します
◆水星を主語にして牡羊座を述語にした場合
水星×牡羊座=これもこのように!
◆これにハウスをプラスする◆
上のかけ算の答えは「サイン」×「惑星」、または「惑星」×「サイン」でした。
これに第三のファクター「ハウス」という場所の概念をプラスして考えてみましょう。
★ハウスとは1ハウス〜12ハウスまでチャート内、360度をおよそ30度ずつに分けた12のおうちのことです★
「H」というのは「ハウス」の略語です。
ハウスの意味は「瑛利奈の占星術チャートハウス」Dictionaryを参照して下さい。。
そして、これら、ハウスで象徴される概念はホロスコープの中から読みとれるイベントが「起きる場所」を表します。
ハウスの意味はもちろん上の表に書かれている象意のみではありません。この世界のありとあらゆる場所がここにある12のカテゴリに分類されていると考えて下さい。
◆惑星×サイン×ハウス◆
さて、いよいよ「惑星」×「サイン」に、またまた、ハウスの概念をかけ合わせてみましょう。
---とスクリプトで書きたいところですが、パターン化するのがなかなか難しいので手書きにします。
★例えば---牡羊座にある水星が家、親、結果を表す4ハウスにテナントしていた場合。
翻訳するとこうなります。
例1---たまたま、いま私がかけ算の答えを開いてみたら、「軽率な従業員」と出ました。
これが4Hにテナントしているとすると---★軽率な従業員は家の中にいる★---と翻訳できます。
例2---もうひとつ「論調は過激だ」---★4Hを家庭と読んで、「家庭内では論調が過激だ」★---と翻訳できます。
ただ、何通りに翻訳できるのか?というと、前の「牡羊座」×「水星」のスクリプトでもお分かりのとおり、数限りない組み合わせが出来あがります。ですから、占星学者の役割は多数の回答の中から、妥当と思われるものを選別することなのです。
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