占星術のホロスコープは「惑星」、「サイン」、「ハウス」という三つの概念から構成されています。
三つの概念「惑星」、「サイン」、「ハウス」をそれぞれかけ合わせることによって、チャートは三次元の空間のように立体的なものとして把握できるようになります。
私は◆占星術は宇宙語◆と言いました。
---そして、占星術による「占い」=ホロスコープリーディングはこの◆宇宙語◆を私達が日常に使っている言葉に翻訳する作業なのです。
占星術はかけ算
◆惑星◆
私達アストロロジャーは太陽系の天体を総称して「惑星」と呼びますが、恒星=太陽、地球の衛星=月、もこの中に含まれます。
正確に表現すれば「天体=BODY」ということになります。
「太陽」、「月」を含む10個の天体にはそれぞれこの世界の事象の意味が割り当てられています。
★ホロスコープリーディングをするとき、この「惑星」という概念は「主語」として翻訳します。
◆サイン◆
黄道を取り巻く獣帯(ZODIAC) は12のサインから出来ています。
例えば牡羊座とか牡牛座などです。「牡羊座」とかいうとそれは特定の人のことのように考えがちですが、よくある雑誌の占いなどで、「牡羊座の人」というのは厳密には「暦によると牡羊座を太陽が運行している期間に生まれた人」ということです。言葉を代えればサンサイン(太陽の星座)が牡羊座だということですね。
12のサインによって、この世界の事象を12の性質に分類しているのです。
★ホロスコープリーディングをするとき、「サイン」という概念は「修飾語」として翻訳します。
◆ハウス◆
ホロスコープは宇宙を象った円でできています。
この円=360度を12に分割してそれぞれをハウスと呼びます。12のハウスひとつひとつにはそれぞれの意味が割り振られています。
この12のハウスの中に12のサイン、惑星、その他のポイントなどが配置されます。
★ホロスコープリーディングをするとき、「ハウス」という概念は「惑星」がアクションを起こす「場所」として翻訳します。
いよいよかけ算です
「惑星」、「サイン」、「ハウス」三つの概念をかけ合わせると---
**(惑星)が**(ハウス)で**(サイン)である。
だんだん言葉らしくなってきたでしょう?
次の「宇宙語マニュアル」でホロスコープの翻訳の仕方を例をあげて解説していきましょう。
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